皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
一晩あけて天気予報をチェックしたら、メルティミがコース変更しちゃった!Lesvos島しっかり直撃コースとなり、さてどうしたものか。
コース変更前の予定では、水曜日29日はApothekes湾でゆっくりして、木曜日にLesvos島メインポートがあるMitiliniまで45マイルほど移動しタウンバースにしっかりつなぎ、メルティミがマックスになる金曜日、土曜日を過ごそうと思っていました。でもコース変更になりさらに水曜日の夕方から風が強くなり始めて木曜日のお昼過ぎから金曜日夜がマックス、という状態に変わってしまったんです。気づいた時はすでに午前10時を過ぎていて、そこから出発しても45マイル・・・風が強くなってしまうまでにタウンバースに到着できる保証がありません。さらに風向きを時間ごとにチェックしていったら、Lesvos島の中でも今いるApothekes湾の辺りは一番風の影響が少なかったんですね。
下の地図で、ネイビーブルーの↓になっているのが、今いるところ。周りは濃い緑とか薄い緑です。30日夜9時は、まだブルー。ブルーは15ノット程度。黄色は最高30ノットとかになるのでそのエリアは絶対避けたい場所。
この位置が一番良いことがわかりました。前日は写真向かって右に近い方にいました。メルティミ対策が決まったので、29日は何もせずその後は一日だら~っと過ごしておしまい。
2日間陸に上がってなかったのでお散歩のために上陸。井戸がありましたが、中はきれいじゃなかったそうです。その横にホースが繋がっていて、ちゃんと水が出ました。ま、水タンクも前後ともまだ満タン状態なので問題なし。
何件かきれいな大きな家がありましたが、人が住んでいる気配がないんです。おそらく夏のホリデーハウスとかレンタルハウスじゃないかな。もうシーズン終わったからね。
ちいさな桟橋で網を繕っていた若い男性と年配の男性がいました。親子かな。おばさんもいたので家族かしら?「カリメーラ(おはようございます。)」とあいさつしたら笑顔で「カリメーラ」と帰ってきました。知らない人でも挨拶すると必ず笑顔で返してくれます。昨日も帰ってきた小さな漁船がSATOMI号の近くを通過時、手を振ってくれた漁師さんがいました。皆さん本当にフレンドリー!
お散歩から帰り10時半ぐらいになってやっと朝ごはん。久々に両サイドの風よけを付けました。
幸いお天気がいいので、ソーラーパネルが大活躍。加えて風は夜でもビュービューで風力発電が威力発揮しており、バッテリーがしっかりチャージできているのでネットフリックス見放題で、退屈することなく楽しく過ごしております。土曜日一杯までここにいて、波も風も収まったころの日曜日に、同じLesvos島の25マイル先のPlomarionmという町に向かいます。
10月1日(金)夕方6時の予報。私たちがいるのは薄緑の位置。17~21ノットの風。濃い緑は22~27ノットの風。移動しようと思っていたメインポートは濃い緑の位置にあります。
つまり、移動しない方がいいかもっていうことになりました。今いる場所がLesvos島の中では一番風が弱くなっている位置だし、しかも大きな湾の中でもApothekes湾が一番メルティミの影響が少ないとセーリングガイドブックにも書いてありました。海底も泥でアンカーの効きもいいのです。されらに、それほど大きくないApothekes湾内をグルと一回りして一番風当たりが弱い場所にアンカーしなおしたのですね。そして、水深8メートルでチェーンは70メートルも出しました!アンカーが33キロ。念のためエンジン2500回転で後進してみましたがアンカーはびくともせず。他に誰もいないからこそ思いっきり安全対策です。
一日滞在だけで移動する予定でしたが、今週土曜日までの5日間をこの湾で過ごすことに決定。水上キャンプだ!でっかい冷凍庫には沢山お肉類が詰まっています。野菜だけは、買い溜めできずLemnos島では外食だったので、Lesvos島で買い足せばいいやって思ったので、あとジャガイモ2個に玉ねぎ1個半、そしえてレタス少々にベイビーキャロット5本程度。でもマッシュルームの缶詰やコーンの缶詰が沢山あるし、冷凍グリーンピースにえんどう豆があるので問題なし!食料の心配もありません。献立がだいたい決まったことが安心感。この湾は本当に人里離れた場所にあるので、1軒あるタバーンもこの季節は閉店。徒歩で行ける範囲にスーパーがないのです。だけど全然問題なし。
ブームも固定。
勿論スナッバー設置。
9月30日(木):テンダーを下ろして上陸。ネットではタバーンがオープンしていると書いてありましたが、実際は閉店。期待してませんでしたけど。
本当に何にもないねぇ。
SATOMI号しかいません。
家の屋根の上に像みたいなものが乗っていました。何かの守り神かしら?
こっち側はさらに何もなくこれ以上歩いていく行く気にならなかった。
港には赤とかブルーのペンキが塗られた小さな漁船が何隻もありました。
おやこんなところにダック。置物じゃないですよ。ちゃんと生きてました。
人気がほとんどなくてひっそりとしています。
これがあるとかなり快適。
正面からは結構強めの風が吹いてますが、ドッジャーでカバーされているし、再度も保護したのでデッキ上がとても快適です。朝ごはん後もゆったりここで過ごしました。またお昼寝したくなってきた!
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